2007年2月24日土曜日

■旅の始まり


宮脇俊三「最長片道切符の旅」新潮文庫
 
オリジナルは1978年(昭和53年)の旅。出発は北海道・広尾、到着は鹿児島・枕崎、34日間の旅でした。現在、その最長片道ルートのいくつかは廃線となり、新幹線も延長されました。その「最長片道」を追い掛けて、四半世紀の時の流れも追ってみたい、というのがこの旅です。2004年から休みを使って北海道広尾からスタート、バスやJR,第3セクターを使って旅を続けています。連続して旅行が出来ないので「最長片道切符」を使わない細切れの最長片道切符の旅です。

1978年(昭和53年)当時、JRはまだ国鉄でしたし、新幹線は博多まで、ワンマンカーもありません。北海道へは青函連絡船で、また宇高連絡船、仁堀航路があったので、今では最長片道ルートには入らない四国のルートも入っています。信越本線は横川ー軽井沢間でしっかり繋がっていたし、北海道では多くのローカル線がまだ稼働していた。当時、ケータイもパソコンも青春18切符もありませんでした。この旅はほぼ30年前の日本の姿を訪ねる旅でもあったのです。

2007年2月現在
28日目 広尾ー草津まで ちょうど半分。

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自己紹介

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「乗り鉄」です。始発からずっと乗りっぱなし。泊まりはたいてい駅前のビジネスホテル。泊まったところでおいしいものを見つけるのが楽しみ。 路地裏旅行社 http://www.kanshin.jp/rojiura/